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ベンディングロールの油圧低下!圧力不足の原因と対策

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ベンディングロールの油圧が低下すると、曲げムラや成形不良、シリンダの動作不良などにつながることがあります。油圧が上がらない原因と、現場で確認したいポイント、対処法を解説します。

ベンディングロールにおける「圧力不足」のサイン

加工精度への影響(曲げムラ・成形不良)

油圧が設定値まで上がっていないと、ロールが板材に加える力が安定せず、同じ条件で加工しているはずなのに曲げ角度や曲げ半径にバラつきが生じることがあります。板の端部だけ曲がりが甘くなる、厚板になるほど狙った形状が出にくくなる、といった現象は、油圧不足によって必要な押し付け力が確保できていないケースが少なくありません。加工後の検査で不良率が上がってきたと感じたら、機械側の圧力低下も点検項目に加えておくとよいでしょう。

機械の動作不良(シリンダの遅延・異音)

油圧の不足は、加工精度だけでなく機械の動き方にも表れます。ロールの昇降やシリンダの伸縮が普段よりワンテンポ遅れる、レバー操作に対して反応が鈍い、といった変化は、油圧系統に何らかの異常が起きているサインです。あわせて、ポンプ周辺から普段と違う高い音や不規則な作動音が聞こえる場合は、キャビテーション(油中に気泡が発生する現象)や油量不足が起きている可能性があるため、早めの確認が望まれます。

油圧が上がらない・圧力が不足する主な原因

作動油の劣化や不足

もっとも基本的かつ発生頻度の高い原因が、作動油そのものの状態です。作動油は使用とともに酸化・劣化し、粘度が変化したり、金属摩耗粉や水分、スラッジ(劣化生成物)が混入したりします。油が劣化するとポンプ内部で十分な圧力を作りにくくなり、結果として設定圧に到達しないことがあります。また、油面計の油量が下限を下回っている状態も、ポンプが空気を吸い込みやすくなり圧力低下や異音の原因になります。

バルブやシールの摩耗・損傷

リリーフバルブや方向切換バルブなど、圧力をコントロールする部品の摩耗・目詰まり・設定ズレも、圧力不足の典型的な原因です。バルブの内部にごみが噛み込んでいたり、経年でスプリングがへたっていたりすると、本来閉じているべき油路から油が逃げてしまい、狙った圧力まで上がらなくなります。また、シリンダやポンプ内部のシール(パッキン類)が摩耗・損傷すると、そこから油がわずかに漏れる「内部リーク」が起こり、圧力計上は正常に見えても実際の押し付け力が不足するケースもあります。

ポンプやフィルターのトラブル

油圧の発生源であるポンプ自体の摩耗や、吸込・吐出ラインに設置されたフィルターの目詰まりも見逃せない原因です。フィルターが詰まると油の流れが妨げられ、ポンプが本来の性能を発揮できず圧力が上がりにくくなります。また、ポンプ内部のギヤやベーンが摩耗すると、回転させても油を十分に吐出できなくなり、油圧そのものが慢性的に低下していきます。フィルターの交換サイクルを超えて使用している場合は、まずこの点から疑うとよいでしょう。

現場で実践できる圧力不足のチェックと対処法

まずは油面計と作動油の状態を確認する

最初に行いたいのが、油面計での油量確認と、作動油の外観チェックです。油面が規定レベルにあるか、油に白濁(水分混入のサイン)や黒ずみ、異臭がないかを確認します。あわせて、油の交換・フィルター清掃の履歴を確認し、推奨される交換周期を超えていないかもチェックしておくと、原因の切り分けがしやすくなります。

エア抜きの実施と圧力設定の見直し

配管やタンク内に空気が混入していると、油圧が安定せず、圧力計の針が揺れたり、シリンダの動きがぎくしゃくしたりすることがあります。この場合は、エア抜き(配管内の空気を排出する作業)を行うことで改善するケースがあります。あわせて、リリーフバルブなどの圧力設定値が、加工内容に対して適切かどうかも見直しておきましょう。設定自体がずれている場合は、正しい圧力になるよう調整が必要です。

専門業者への点検・修理依頼の目安

油面や作動油に明らかな異常が見当たらないにもかかわらず圧力が回復しない場合や、バルブ・ポンプ内部の摩耗・損傷が疑われる場合は、分解や部品交換を伴う対応が必要になることが多く、無理に自社で作業を進めると別の不具合を招くおそれがあります。異音が続く、圧力の変動が大きい、内部リークが疑われるといった状況が見られたら、早めに専門業者へ点検・修理を依頼することを検討しましょう。

まとめ

ベンディングロールの油圧低下は、作動油の劣化・不足、バルブやシールの摩耗、ポンプやフィルターのトラブルなど、複数の原因が考えられます。加工精度の低下やシリンダの動作の鈍さといった「サイン」に早めに気づき、油面計の確認やエア抜きといった基本的な点検を習慣にすることで、大きなトラブルに発展する前に対処しやすくなります。自社での確認だけでは原因が特定できない場合は、無理をせず専門業者に相談することも、機械を長く安定して使い続けるための一つの方法です。

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【板厚・加工目的で選ぶ】
ベンディングロール
メーカー3選
 

曲げ加工は、板厚・材質・曲げ形状によって、ロール構成や駆動方式、制御性能に求められる仕様が異なります。そのため、ベンディングロールの導入では、加工する板の厚みや形状など、曲げたい部品に応じて選定することがポイントです。ここでは、加工対象別に3つのメーカーをご紹介しています。

〜2.3mmの板厚
仕上がりの美しさが
求められる部品
例えば、こんな部品に
装飾金属品
薄板製のダクト
デザイン筐体
小型タンク

マツモト機械

マツモト機械公式HP
引用元:マツモト機械公式HP(https://www.mac-wels.co.jp/web_exhibition/metal_process_mac_roll.html)
おすすめの理由
薄板の端曲げなど
繊細な加工も安定

小型製品の加工に適した80mm〜100mmのロール径です。油圧式による安定した加圧制御で圧力調整がしやすく、押し傷や曲げムラを抑えて外観品質の高い成形が行えます。

ワークへの傷を防ぐ
ウレタンロール

下ロールにウレタンを使用しており、柔らかな表面でワークに傷がつくのを防ぎます。特にステンレスなど、傷が目立ちやすい薄板素材を扱う加工におすすめです

〜75mmの板厚
曲げが複数ある部品
例えば、こんな部品に
円錐タンク
圧力容器
トンネル部材
洋上風力部品

大同マシナリー

大同マシナリー公式HP
引用元:大同マシナリー公式HP(http://www.dm-daido.co.jp/product/machine_equipment/)
おすすめの理由
高度なCNC自動制御で
複雑な曲げを自動化

熟練の技を再現する高度なCNC自動制御により、円錐や多段曲げなどの複雑な形状も自動化。作業者のスキルに依存せず、常に均一で高精度な仕上がりを維持し、生産効率の大幅な向上に貢献します。

     
たわみ補正と端部精度で
多段曲げもズレを低減
     

特許取得のワーク接触方式とインバータ制御、さらにロールたわみ補正機能が、多段曲げでも端部のズレを抑えます。圧倒的な寸法精度と真円度を一発で実現し、手直しや再加工の工数を激減させます。

〜300mmの板厚
高強度の特大部品
例えば、こんな部品に
船体基礎構造
大型支持架台
高圧ボイラー

DAVI

DAVI公式HP
引用元HP:DAVI公式HP(https://www.davi.com/jp/jp/mav-3rorukebianzhou)
おすすめの理由
大型プレート対応の
駆動システム

DAVIの3ロール式可変軸ロールベンダーは、大型・高負荷に対応する複数ギアの駆動システムを搭載。重い負荷をかけても安定した動作が可能で、300mmの特大サイズの部品も加工できます。

高強度が要求される
素材に対応

頑丈なフレーム構造により、大型・特注形状のプレートや高強度鋼板にも対応可能。高い耐久性が求められる石油・ガス業界での導入実績もあり、高強度な金属部品の加工ニーズに応えます。

※参照元:大同マシナリー公式HP【PDF】(http://www.dm-daido.co.jp/english/pdf/machine_equipment04.pdf
曲げたい部品別 ベンディングロールメーカー3選
板厚・目的別
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