O曲げ(円筒曲げ)とは、板金素材を円筒状に丸める加工方法のことです。ベンディングロールに板金素材をセットし、上型と下型の間に挟み込んで加工を行います。複数の工程を組み合わせることで、精度の高い円筒形状を実現することが可能。主に筒状の容器やパイプ、タンク、ドラム缶、フランジ、タワーの支柱などを製造する際に用いられています。

金属加工業を手掛ける会社であるNIMURAでは、いい仕事本舗の金属加工のプロ集団が加工から表面処理・組立までワンストップで対応しています。写真は、同社公式サイトに掲載されていたO曲げの事例です。加工範囲は径φ55以上、幅1300mmまで。6.0mmまでの鉄やステン、3.0mmまでのアルミを1個から加工することが可能です。

ベンディングロールを利用した加工事例です。上ロールを水平移動して回転させつつ、両端の高精度な端曲げを行っています。素材はSS400、サイズは4.5t×700Φ×800H(曲げ+仮止め迄)です。
O曲げや円筒形状の曲げでは、仕上がりの真円度が品質に直結します。3本ロール式や4本ロール式など、ロール構成によって対応力が異なりますが、下ロールでしっかりと材料を支えつつ、均一な圧力をかけられる構造が求められます。
O曲げでは、板の両端までしっかりと丸める必要があるため、予備曲げ(プレベンド)機能が重要です。特に4本ロール式の機種は、板材を一度で挿入できるうえ、板端まで安定して曲げることができ、継ぎ目のない真円加工に適しています。
O曲げは、大型タンクや筒状部品など大量生産にも使われるため、加工の再現性や効率も重視されます。CNC制御のベンディングロールであれば、曲げ角度・圧力・送り速度などをプログラムで自動制御でき、誰でも安定した円筒形状に仕上げることが可能です。
このように、O曲げでは高精度なロール構成や制御機能が加工品質に大きく影響します。さらに、曲げ加工は板厚・材質・形状によって適した構造や駆動方式が変わるため、導入時には加工対象に合った機種を選ぶことが大切です。
このサイトでは、加工対象の板厚や形状に合わせて、おすすめのベンディングロールメーカーをご紹介しています。
曲げ加工は、板厚・材質・曲げ形状によって、ロール構成や駆動方式、制御性能に求められる仕様が異なります。そのため、ベンディングロールの導入では、加工する板の厚みや形状など、曲げたい部品に応じて選定することがポイントです。ここでは、加工対象別に3つのメーカーをご紹介しています。

小型製品の加工に適した80mm〜100mmのロール径です。油圧式による安定した加圧制御で圧力調整がしやすく、押し傷や曲げムラを抑えて外観品質の高い成形が行えます。
下ロールにウレタンを使用しており、柔らかな表面でワークに傷がつくのを防ぎます。特にステンレスなど、傷が目立ちやすい薄板素材を扱う加工におすすめです。

CNC制御に加えて手動操作を再現する機能を搭載し、円錐曲げや多段曲げなどの複雑な形状も、自動運転で加工が可能。作業者の熟練度に左右されず、品質の安定化と作業効率の向上に貢献します。
インバータ制御と特許取得のワーク接触方式※により、多段曲げでもズレやたわみを抑え、端部の寸法精度と真円度を正確にコントロール。補正や再加工の手間が減り、工数を大きく削減します。

DAVIの3ロール式可変軸ロールベンダーは、大型・高負荷に対応する複数ギアの駆動システムを搭載。重い負荷をかけても安定した動作が可能で、300mmの特大サイズの部品も加工できます。
頑丈なフレーム構造により、大型・特注形状のプレートや高強度鋼板にも対応可能。高い耐久性が求められる石油・ガス業界での導入実績もあり、高強度な金属部品の加工ニーズに応えます。