小型・手動式ベンディングロールは、電気や油圧を使わず、人の手でハンドルを回して曲げ加工を行う簡易的な機械のことです。材質にもよりますが、0.5~2mm程度の薄い金属板や薄板や小物部品の加工に適しています。
インターネット上でベンディングロールの価格を調べたところ、DIYやホビー用途、試作品の加工などに使用する小型機種で2万円(税不明)ほど、幅1mほどの手動タイプで100万円〜300万円(税不明)ほど※でした。
ベンディングロールの価格は、ロール構成や制御方式、対応板厚、加工精度、オプション機能などによって大きく異なります。そのため、市販価格が一律に提示されているケースは少なく、具体的な導入費用については各メーカー・販売代理店による個別見積もりが必要です。
導入を検討する際には、加工対象の材質・板厚・形状、求められる精度や生産条件をもとに、仕様に応じた提案を受けることをおすすめします。
ベンディングロールの導入費用の中心となるのが本体価格です。本体価格は、機種のサイズ、対応板厚、制御方式(手動・油圧・CNC)などにより、大きく変動します。見積もりを行う際には、自社で扱う素材に対応しているかを確認してください。
標準仕様以外に、プレベンド機能、CNC制御、ティーチング機能、安全装置などを追加する場合、オプション費用が発生します。用途によってはオーバスペックとなる場合もあるので、導入前に搭載する機能を精査することが重要です。
大型機の場合、機械の搬入や据付、初期試運転には専門的な作業が伴うため、別途費用がかかるケースがあります。特に床の補強や電源工事が必要な場合は、業者の手配や工事期間の稼働についても確認しておきましょう。
メーカーや販売代理店によっては、初回の操作指導や立ち上げサポートが含まれています。特にCNCベンディングロールでは、操作教育が加工品質や立ち上がりスピードに直結するため、重要な要素です。サポートは費用に含まれている場合と別途費用が必要になる場合があります。
定期点検や故障の対応を含む保守契約は、長期的な安定稼働の維持につながります。保守やメンテナンス費用が初期導入時に含まれるか、別途契約となるかはメーカー・代理店によって異なります。
曲げ加工は、板厚・材質・曲げ形状によって、ロール構成や駆動方式、制御性能に求められる仕様が異なります。そのため、ベンディングロールの導入では、加工する板の厚みや形状など、曲げたい部品に応じて選定することがポイントです。ここでは、加工対象別に3つのメーカーをご紹介しています。

小型製品の加工に適した80mm〜100mmのロール径です。油圧式による安定した加圧制御で圧力調整がしやすく、押し傷や曲げムラを抑えて外観品質の高い成形が行えます。
下ロールにウレタンを使用しており、柔らかな表面でワークに傷がつくのを防ぎます。特にステンレスなど、傷が目立ちやすい薄板素材を扱う加工におすすめです。

CNC制御に加えて手動操作を再現する機能を搭載し、円錐曲げや多段曲げなどの複雑な形状も、自動運転で加工が可能。作業者の熟練度に左右されず、品質の安定化と作業効率の向上に貢献します。
インバータ制御と特許取得のワーク接触方式※により、多段曲げでもズレやたわみを抑え、端部の寸法精度と真円度を正確にコントロール。補正や再加工の手間が減り、工数を大きく削減します。

DAVIの3ロール式可変軸ロールベンダーは、大型・高負荷に対応する複数ギアの駆動システムを搭載。重い負荷をかけても安定した動作が可能で、300mmの特大サイズの部品も加工できます。
頑丈なフレーム構造により、大型・特注形状のプレートや高強度鋼板にも対応可能。高い耐久性が求められる石油・ガス業界での導入実績もあり、高強度な金属部品の加工ニーズに応えます。