曲げ加工・メーカーの選び方を解説|ベンディングロール大全

バックアップロールとは?

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バックアップロールとは

ベンディングロールは、2〜4本のロールによって構成されています。この材質に直に接して加工を行うロールを「ワークロール」、この「ワークロール」を支えている補助ロールが「バックアップロール」です。

いくらロールが金属でできているとはいえ、厚板を曲げる場合など大きな押し込み力がかかるとたわんでしまうことがあります。ロールがたわむと、均等な曲げ加工ができなくなったり、ロール自体の寿命が短くなったりするため、これを防ぐためにバックアップロールでロール全体を支えているのです。

バックアップロールのメリット

安定した精度と再現性を実現できる

バックアップロールでワークロールを支えることで、ロールの変形や「しなり」が原因で生じる反り・巻きバラつき・割れなどを防ぎ、高精度な曲げ加工を実現することができます。毎回安定した加工ができれば、高い品質を維持したまま大量生産が可能。このため曲げ加工を自動化したい大型現場や、航空機器・化学機器など微細なズレも許されない高精度品を製造する現場などにおすすめです。

コストを削減できる

ワークロールの負担を分散できる点もメリットです。ワークロールの寿命を延ばすことで、買い替えコストや手間を削減することができます。

製品の不良率を下げることも可能。不良と判断されてしまうと、製品を廃棄し、あらためて作業しなくてはなりません。不良率を減らし精度が安定すれば、材料費、人件費、設備費などのコストも削減できるでしょう。

バックアップロールが使われる場面・用途

圧延機での使用(熱間圧延/冷間圧延)

バックアップロールは、圧延機においてワークロールの変形を防ぐために用いられます。特に熱間・冷間圧延の現場では、板材に均一な圧力をかけるうえで欠かせない存在です。ベンディングロールと同様、板厚の精度や加工品質を安定させる重要な役割を担っています。

ロール成形装置への応用

ベンディングロールをはじめとする各種ロール成形装置において、バックアップロールは安定稼働と高精度加工を支える補助構成として活用されています。素材や加工内容に応じて適切に設計されたバックアップロールは、長期的な設備性能の維持にも貢献します。

【板厚・加工目的で選ぶ】
ベンディングロール
メーカー3選
 

曲げ加工は、板厚・材質・曲げ形状によって、ロール構成や駆動方式、制御性能に求められる仕様が異なります。そのため、ベンディングロールの導入では、加工する板の厚みや形状など、曲げたい部品に応じて選定することがポイントです。ここでは、加工対象別に3つのメーカーをご紹介しています。

〜2.3mmの板厚
仕上がりの美しさが
求められる部品
例えば、こんな部品に
装飾金属品
薄板製のダクト
デザイン筐体
小型タンク

マツモト機械

マツモト機械公式HP
引用元:マツモト機械公式HP(https://www.mac-wels.co.jp/web_exhibition/metal_process_mac_roll.html)
おすすめの理由
薄板の端曲げなど
繊細な加工も安定

小型製品の加工に適した80mm〜100mmのロール径です。油圧式による安定した加圧制御で圧力調整がしやすく、押し傷や曲げムラを抑えて外観品質の高い成形が行えます。

ワークへの傷を防ぐ
ウレタンロール

下ロールにウレタンを使用しており、柔らかな表面でワークに傷がつくのを防ぎます。特にステンレスなど、傷が目立ちやすい薄板素材を扱う加工におすすめです

〜75mmの板厚
曲げが複数ある部品
例えば、こんな部品に
円錐タンク
圧力容器
トンネル部材
洋上風力部品

大同マシナリー

大同マシナリー公式HP
引用元:大同マシナリー公式HP(http://www.dm-daido.co.jp/product/machine_equipment/)
おすすめの理由
高度なCNC自動制御で
複雑な曲げを自動化

熟練の技を再現する高度なCNC自動制御により、円錐や多段曲げなどの複雑な形状も自動化。作業者のスキルに依存せず、常に均一で高精度な仕上がりを維持し、生産効率の大幅な向上に貢献します。

たわみ補正と端部精度で
多段曲げもズレを極小化

特許取得のワーク接触方式とインバータ制御、さらにロールたわみ補正機能が、多段曲げでも端部のズレを極限まで排除へ。圧倒的な寸法精度と真円度を一発で実現し、手直しや再加工の工数を激減させます。

〜300mmの板厚
高強度の特大部品
例えば、こんな部品に
船体基礎構造
大型支持架台
高圧ボイラー

DAVI

DAVI公式HP
引用元HP:DAVI公式HP(https://www.davi.com/jp/jp/mav-3rorukebianzhou)
おすすめの理由
大型プレート対応の
駆動システム

DAVIの3ロール式可変軸ロールベンダーは、大型・高負荷に対応する複数ギアの駆動システムを搭載。重い負荷をかけても安定した動作が可能で、300mmの特大サイズの部品も加工できます。

高強度が要求される
素材に対応

頑丈なフレーム構造により、大型・特注形状のプレートや高強度鋼板にも対応可能。高い耐久性が求められる石油・ガス業界での導入実績もあり、高強度な金属部品の加工ニーズに応えます。

※参照元:大同マシナリー公式HP【PDF】(http://www.dm-daido.co.jp/english/pdf/machine_equipment04.pdf
曲げたい部品別 ベンディングロールメーカー3選
板厚・目的別
ベンディングロール
メーカー3